大変ご無沙汰してしまっており申し訳ありません。
前回の投稿から一年近く経ってしまっております。
その間、それはもう色んな事があり、色んな事があったのですが僕も家族もひとまず元気です。
−急に、久しぶりに筆を取ったのは心を動かされる出来事があったからに他ならなくて。
家族そろって、我が家での夕食。(出張明けなので僕も早めに直帰)
娘の日課は、ごはん・おかずを全部綺麗に食べてからごはんをお替りする事。
彼女の楽しみは、「ふりかけご飯」。
おかずを全部綺麗に食べた人だけだよ、という嫁が作ったルールは一度たりとも破られることなく、
我が家における「ふりかけご飯」は見た目に反して子供たちにとってのご馳走になっているのでした。
選べる楽しみがあるように、と嫁はいつも2〜3種類のふりかけをストックしていて。
今日、娘は大好物の「ゆかり」を手にしたのでした。
サッ、サッ、サッ、ザッ。
嫌な音がして振り返ると、そこには床に散らばったゆかり。
袋の中には、もう残っていませんでした。
弟4才は「ぼくも食べたかったのに・・」と嘆くばかり。
娘は、「ごめんなさい、袋がさかさまになっちゃって・・ごめんなさい」。
ちゃんと謝れたからいいよ、今度から気を付けなよ。
おしゃべりしながらかけちゃダメだろ、気を付けなよ。
そう声をかけてからも、彼女は沈んだ顔で。
何かをじっと見つめているのです。
僕より先に、嫁は彼女の視線の先にある1つの置物に気が付いたようでした。
それは、昨日はじめて我が家にやってきた彼女のための「貯金箱」。
そこには、彼女が初めて手渡しでもらった自分のお金(50円玉 1枚、10円玉6枚)が入っていました。
手のひらいっぱいの小銭を嬉しそうに受け取った笑顔が、微笑ましかったです。
その理由は、近所のスーパー銭湯。
そこの入浴券を彼女が当てたので、料金100円分を「彼女が得する」形で還元した、
初めてのお小遣いだったのです。
※弟はお菓子をくじで当てて、自分の利益に直結したのですが娘は彼女自身の利益に繋がらないので
嫁と相談した結果100円をあげたのでした。
彼女は、まだ6歳の彼女は、もらったばかりのお小遣いでゆかりを買おうとしていたのでした。
それに気づいた瞬間
なんだか、言葉が出なくなってしまって。
「じぶんがやった悪いことは、じぶんの責任なんだよ」
6歳の娘が、小学校でそう習った、と泣きそうな顔でそう呟くのです。
時には弟に意地悪したり、生意気も言う娘ですが。
ただ、この出来事ひとつだけで、僕は彼女を誇らしく思えた。
「ふりかけは、また買ってくるから大丈夫。大丈夫だよ」
そんな言葉しか出てこなくて。
ゆかりを食べたかった弟に、ごめんね、と謝る娘の頭を撫でるので精一杯でした。
あの貯金箱には、50円玉が1枚と、10円玉が6枚。
いつもの100円ショップに行った時に、ちゃんと買い物ができるようにとお母さんが
10円玉を1枚足してあるから。
君の好きなものを、自分のために1つ選んで買うと良いよ。
それがどんなものでも、決して笑わない。
見た目よりも、ずっとずっと大きくなった彼女と。
僕は、心の中で、そう約束したのでした。
2018年11月26日
この記事へのコメント
食い物の恨みは怖ぇーからな…。
Posted by kuward at 2018年11月30日 11:25
ゆかり買ってきました、もう大丈夫(笑)
Posted by MUU.74 at 2018年12月05日 18:39
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